#109
積年の思いを形にした“賢いリノベーション”
マンションリノベーション単身赴任が解けて新たな思いでスタートする生活。ご夫婦がまず最初に取り掛かったのは長年の思いをふんだんに盛り込んだ、住み慣れた自宅のリノベーションでした。思いが詰まった快適な住まいが完成しただけでなく、補助金制度などを賢く利用したリノベーションです。
リビング |
狭めの3LDKはライフスタイルの変化で今の生活に合わなくなってきていました。リビング中心の生活を考えたとき、キッチンや隣の和室とを隔てている壁が距離感や不自由さを生んでいるということが現状の一番の悩みどころ。リビングの中心から全てを見渡せるよう余計な壁を取り払い、多少の断捨離ですっきりとした家財道具を効率的に配置することによって、広さと安心感をもたらす空間を目指しました。内装は明るい色調にまとめ上げ、圧迫感を感じにくい壁面にシックな色合いのアクセントクロスをあしらうことによって、落ち着きのある大人の雰囲気を演出しています。ナチュラルテイストのカーテンとシンプルデザインの照明器具もトータルコーディネート。内窓の断熱改修も行っており、リフォーム補助金制度の対象工事です。
Before
キッチン |
閉鎖的で暗かったキッチンは家事の際に完全に孤立してしまうスペース。新しいキッチンでは思い切って吊戸棚を無くし、代わりに背面のキッチン収納を新設したことによって、リビングと一体感を持った明るいキッチン空間になりました。通路を挟んだ正面に冷蔵庫スペースと食品庫を設けたことも、これまでの窮屈さを解消する工夫になっています。
Before
旧和室 |
これまでも寝室として使ってきた和室はリビングからのフローリングがひと続きの洋室となりますが、寝室としてのゾーニングを守りつつ平常時はリビングと一体となる空間になるよう半透明の吊り引戸で間仕切りました。指1本でも軽く動かせる4枚の吊戸はベッドを配置したときに開けたいところまで開けられる仕様に、反対側も1枚分だけ開け閉めすることができます。また、移動式の暖房器具を新設したことにより、空間として暖めたいところを暖めることができるようになりました。カーテンや照明器具もリビングと統一。床の段差解消や間仕切り扉の形状変更はリフォーム補助金の対象になっています。
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ユーティリティ |
ユニットバスと洗面化粧台を交換、窓の無いスペースを明るい色調の内装材で一新しました。サイズ感や間取りに変更はありませんが、浴室や浴槽への段差・跨ぎが低くなり、最新の機能も含めて使い易いユーティリティになりました。高断熱浴槽のユニットバスはリフォーム補助金の対象製品で、キッチンや便器も含めた住宅設備機器はメーカーの無金利リフォームローンの対象製品でもあります。
Before
トイレ |
元は便器と壁・天井が一体となっているユニットでしたが、床から全てを造り変えたことにより廊下との段差低減や高い天井高が可能となりました。アクセントクロスで居室と空間的なイメージを変え、棚付き手摺で使い易さも向上。節水型の便器はもちろんリフォーム補助金の対象です。
Before
洋室 |
リビングや旧和室などの収納スペースを有効活用した分、これまで使い切れていなかった洋室を部屋まるごと“クローゼット”として使えるよう、棚やパイプを計画的に新設しました。少し足りなくなった“しまう場所”も、この“しまう部屋”で十二分にカバー。不要になった暖房機も撤去し、開閉し易いロールスクリーンで使い勝手にアジャストしたクローゼットルームです。
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玄関・廊下 |
天井埋込のダウンライトで明るくなった廊下は、リビングまで通るフローリングと新しくなった建具ですっきりとした印象に。玄関にはデットスペースを有効活用して大型のシューズボックスを新設し、見た目を損なっていた分電盤をシューズボックスの中に入れ込みました。玄関の土間も汚れが目立ちにくく、テラコッタを思わせる明るい色合いとなり、室内全体のコーディネートをイメージし易い空間です。
Before
物件データ
所在地 | / | 札幌市中央区 |
---|---|---|
築年数 | / | 37年 |
総費用 | / | 760万円 |
費用内訳 | / | 大工工事:150万円 建具工事:95万円 住設機器:185万円 設備工事:100万円 電気工事:40万円 内装工事:100万円 サッシ工事:35万円 照明器具:20万円 カーテン器材:20万円 その他:15万円 |
協賛メーカー
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