Vol.4
スタイルカーテンのトレンド
最近は一般的なドレープ用の生地だけでなく、透け感、薄手感のあるファッション性豊かなテキスタイルが増えてきました
従来からの三ツ山タイプのカーテンスタイルだけでなく、テキスタイルがより美しく見えるスタイリング、テキスタイルの組み合わせ、例えば透ける素材は
その透け感が美しく見えるように、張りのある素材は張りを活かした造形的なスタイリングなどが挙げられます。
本来、生地とスタイリングの考え方は色々な発想があってよいのですが、ここでは最近人気のスタイルをご紹介します。
場所を決めたら、そこにどうやって視線を持っていくかです。メリハリが大切ですから、少し思い切った素材や色を取り入れて下さい。壁にはエコカラットや漆喰など陰影の出る素材を使うと目線を誘うポイントとなりますし、空間に高級感が生まれます。リビングルームや玄関にお勧めの素材です。ユーティリティーやキッチン周りにはガラスタイルがお勧めです。ガラス独特のきらめきや色合いが、狭い空間にも華やかさを生み出します。また、色をポイントとする場合は、赤やグリーンなど濃い目の色を思い切って取り入れます。特に、白いインテリアが好きな方には緑色がお勧めです。緑は白の清潔感や爽やかさを引き立たせてくれる色です。 ミントグリーンや抹茶のような緑、またターコイズグリーンなど、好みにあった緑色を取り入れてみてください。
左の写真は、裏地を表側に廻しフレーム仕様にしたスタイルです。表地の柄や線の色に合わせたり、逆の色をアクセントに加えたりコーディネートの方法は様々です。右のカーテンで使用している生地は、薄手の感覚のドレープ。一般的なドレープに比較して、僅かに光を透過する薄手の織物は、海外の展示会でもみられる新しい傾向の1つです。上部には無地の生地をアクセントとして使用しています。
「キュービックシェード」は「オリガミ」から生まれた新しいシェードスタイル。プリーツ倍率約2倍のシェード全体に特殊な形態安定加工が施され、独特の立体感がモダンな印象です。右のオーソドックスなプレーンシェードは、サイドフレームに玉虫調の色が特色の無地を使用しています。家具や建具に合わせた色で楽しめます。
上部のあしらいによる吊り元の変化を楽しむ、「クリップスタイル」と「リボンスタイル」の2つのスタイル。右の写真は細いサテンのリボンを縫いつけ、アクセントとした仕様の「リボンスタイル」です。 このような透け感のある生地は、バックに無地を組み合わせクッションカバーとしても素敵です。
玄関ホールや吹抜け部分の高窓など、日常ではほとんど開閉しない、できない窓で使用されます。
モデルハウスなどでも大人気です。
写真のタックアップシェードは、薄手のテキスタイルでやわらかい陽射しを室内に取り込みます。
紹介文の中にもありましたが、カーテンと同じ生地の色違いで、ベッドカバーやクッションもそろえてみるのも可能です。
お気軽にお問い合わせ下さい。
取材協力:フジエテキスタイル
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